NextoDi Video Storage pro NVS2500

August 10, 2010

RFPORT 中村 耕太

 

 近年急速にファイルベース化が進み、私自身も年間の2/3はファイルベース収録の作品に携わっている。ファイルベース収録には様々なメリットがあるが、素材管理に関する問題もある。データ管理にはバックアップの作成が不可欠であり、データコピーに今までは撮影分量と同等のコピー時間をかけなければいけなかった。今回使用するVideo Storage pro NVS2500は作業の効率化、安全性を確保できる機材である。

 

NVS2500

 S×S、P2、SD、CFを直接NVS2500にマウントし、80Mbyte/sの高速転送できるビデオストレージである。内蔵HDD500GBを搭載。収録素材を内蔵HDDにコピーしそのまま編集に送ることも可能だ。

現在私は『相棒劇場版2』に携わっているが、収録メディアにSD,CF,P2,HDDを使用している。直接データ収録しているHDD以外はカバーできている。

現行の収録メディアはほぼ網羅しており、非常に使い勝手の良い機材である。

 

 

 

データ転送

 NVS2500は今までの転送スピードを大幅に上まっており、バックアップ作業時間の大幅短縮に貢献している。実際にどれほどのスピードか試してみると、ドラマ制作の通常平均1日30分(30GB)の収録素材のコピーで約10分であった。今まではコピーに実時間かかっていたが、1/3のコピー時間ですんだ。1日に撮る分量の多い作品ほどこの機材の恩恵をうけるだろう。

コピー方式には快速コピー、安心コピー、コピー&照会がある。

快速コピーはシンプルにデータのコピーを行う一番コピーの早い方法である。安心コピーでは1,5倍、コピー&照会では2倍の時間がかかる。コピー&照会はコピーと同時にベリファイを行うので時間はかかるが確実にバックアップをとれる方法である。今までの経験上、PC経由でHDDにバックアップ作成後、マスター素材とコピー後の素材のデータ量を比べる作業をしてきたが、画像にはなんの問題はないのだがデータ容量に若干の誤差があり、不安からバックアップ素材をすべて見て確認するといったこともあった。確実にバックアップがとれることは作業の効率化と共に安心感も生まれることになるので非常に喜ばしいことだ。

 

 

 

インターフェイス

 インターフェイスにはe-SATA,USB2.0,FireWire400を備えている。

データ転送速度は申し分ないが欲をいうとHDMI出力が欲しいところだ。本体前面部にはモニターを備えており素材映像の確認ができるが簡易的なものなので(320×420ピクセル)シビアなモニタリングには適さない。どのような画像があるかの確認はできるが、映像チェックといった作業ができない。

前面モニターによるモニタリングだが、まだすべてのフォーマットを再生できるわけではない。今回24P素材の確認を行おうとしたところ、画像は表れるが映像が流れなかった。今後増やしていく予定らしいので翌々は全フォーマット、全コーデックの再生が可能になるよう願いたい。

根本から変えてしまうようになるかもしれないがHDMIの入力も備えれると大幅に使用用途が増えるのだが。例えば最近増えてきたデジタル一眼カメラの動画撮影時には、デジタルカメラ本体にNVS2500を装着、カメラのHDMIoutを入力し、NVS2500のモニターを使い(できればフルスペック)モニタリングしながら大容量の収録が可能となる。デジタルカメラの排熱問題も解決でき一挙両得な気がするが、根本のテーマからずれてしまうか。

 

 

 

運用

 大きさはポータブルHDDを一回り大きくした感じで周辺をラバー素材で覆っており丈夫そうな印象を受けた。前面モニターの横にボタンスティックがついておりすべての操作をそれで行う。シンプルで良いがボタンが小さいので、自分の思いと別の操作をしてしまうことがあった。慣れればシンプルで使いやすいのかもしれないがもう一つスイッチを付け、決定とキャンセルで使い分けられた方が、誤操作がなくなり良いのではと感じた。あと小さいことだがボタンを押す指が少し痛かった。

転送速度もさることながら、特に気に入ったところはバッテリーが内蔵されていることだ。重さもバッテリー内蔵にしては軽量なので持ち運びに何も抵抗はない。持続時間が気になったが32GBのコピー4,5枚はいけそうだ。また単三電池で充電できるのもうれしい。ロケ現場でバックアップをとる際は非常に重宝するだろう。メディアを直接マウントできることと、バッテリー内蔵の為、コードに煩わされることなくシンプルにバックアップ体制を構成できるので現場でも車中でも手軽に軽快にバックアップの作成ができる。

 

 

 

総括

 モニターを搭載していることやラバー素材で覆っているところなど随所に現場で使用する者への気遣いがみえる機材だと感じた。性能も変な欲を出さなければ申し分ない。

現行バックアップ機材では最高の性能だと言える。

今後ファイルベース収録はもっと増え、収録媒体も多種多様になるであろうが、当面の間はバックアップ作成作業が続くだろう。現在は睡眠時間を削っての作業になることも多々あるのでできるだけシンプルかつ安全に行える体制をとりたいものだ。

 

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